歯の構造

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歯の構造

人間の歯は、二生歯と呼ばれ、乳歯から永久歯に一度生え変わることからこう呼ばれています。加齢と共に擦り減っていきますが、問題がない限りは折れることなく、正しいケアで一生使えるものとなります。永久歯は生え変わることはありませんので、特に虫歯や歯周病にかからないよう、しっかりとケアをしていかなくてはなりません。
人間の爪や髪の毛は、ケラチンというタンパク質から成り立っているため、内部で細胞分裂を繰り返し、何度も再生を行うことができます。そのため欠けたり折れたりしても問題はありませんが、歯の場合は折れたら自らの力で再生をすることができません。その分、歯は長持ちするよう衝撃から守られるような仕組みになっています。歯は神経の上に象牙質と呼ばれる組織がかぶさっており、その上をエナメル質が覆うように構成されています。加齢でエナメル質が擦り減った時には、象牙質が増加することもあるそうです。ただし、象牙質はエナメル質と比べて柔らかくできており、虫歯になれば広がりやすくなります。ここまで虫歯が進行していると、神経や血管に影響を与えることもあり、痛みを感じやすくなります。エナメル質はモース硬度で6~7程度の値で示されるそうで、これはダイヤモンドを10としたときの硬度であり、水晶の硬さに近いそうです。ガラスの繊維のような半透明な小柱から成り立っており、人の組織の中で最も硬いとされています。これらの歯の根を覆って歯根膜が存在し、さらに下には歯槽骨と呼ばれる骨があります。この骨が、歯周病などでダメージを受けてしまった場合には、歯を支えることが困難となり、歯がぐらついてしまうことや抜けてしまうこともあるそうです。歯だけではなく、歯茎のケアも行う必要があります。

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