犬歯の役割と治療

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犬歯の役割と治療

犬歯は、その名の通り「犬の歯」のようにとがっていることが特徴です。尖頭とも呼ばれる形をしているため、糸切り歯とも呼ばれています。他の歯と比べて根が長いために、年をとっても最後まで残る歯と言われているそうです。歯をコーティングしているエナメル質も丈夫なため、欠けにくく虫歯になりやすい歯です。人は食べ物を噛む時に、上下の歯を無意識に横にも動かしています。前歯で小さく噛み切り、奥歯で擦り潰すという動きをしているためです。犬歯は、他の歯と比べて少し外側に生えています。下の歯とぶつからないために擦り減らず、先がとがったままになります。逆に言えばこの生え方は「左右の顎の動きがダメージとならないよう、奥歯を守っている」という効果があります。
犬歯は、歯列から外れて生えている場合には八重歯とされます。八重歯は、歯列からずれて重なり合って生えている歯を指しており、場合によっては口を開けたときの印象を悪くさせてしまいます。八重歯になる原因は、顎の骨が小さい、犬歯が普通よりも大きい、などの原因があります。見た目の印象だけではなく、生えている位置によっては口内を傷つけることもあるそうです。また、歯並びが悪いということで虫歯や口臭の原因にもなる場合があります。
正しい噛み合わせにするためには、犬歯の位置は非常に重要です。問題がある場合には、早めに歯科で相談をして治療を行いましょう。犬歯は重要な歯ですので、矯正の治療を行う際にも犬歯を起点とした治療を行う場合もあるそうです。犬歯を正しく治療することで「口を閉じやすくなり鼻呼吸がしやすくなる」「口元を綺麗に見せることができる」「虫歯などの予防ができる」などのメリットがあるそうです。気になる場合には一度、歯科に相談してみても良いでしょう。

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