フッ素効果のある歯磨き粉

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フッ素効果のある歯磨き粉

最近ではフッ素の含まれた歯磨き粉も多く市販されており、歯科でもフッ素を使った洗口や塗布を行っていることも多いそうです。フッ素は歯に良いものとされていますが、どのような効果があるのでしょうか。フッ素はそもそも、自然界に存在する元素のひとつです。お茶や魚介類などに含まれており、歯や骨をつくるためには欠かせない要素です。日本で販売されている歯磨き粉の約9割が、フッ素配合になっているそうです。アメリカなどでは水道水にフッ素を添加することで、日常で摂取をできるよう工夫をしている場所もあるそうです。
虫歯予防におけるフッ素の効果は大きく分けて3種類あります。1つは、再石灰化の促進です。歯は、酸などにより溶けだしてしまうことがありますが、フッ素によってカルシウムやリンの再石灰化を促すことができるそうです。2つ目は、歯の強化です。歯を覆っているエナメル質の結晶を新たに生成し、酸に溶けにくい性質に変えていきます。3つ目は、酸自体を抑える働きです。歯垢の中にいる虫歯菌の働きを弱めることができます。
フッ素が配合された歯磨き粉の効果を高めるためには、まず使用料を必ず守るようにしましょう。半年~2歳であれば、フッ素濃度が500~1000ppmのもので、量は爪の先程度の少量。3~5歳も同じく500~1000ppmのもので、量は5mm以下。6歳~14歳であれば、1000ppmで、1cm程度。15歳以上であれば、1000ppmで1~2cm程度が適量とされているそうです。歯磨き粉を全体に広げるように磨いていき、時間は2~3分程度と言われています。清潔な水を口に含み、5秒程度のうがいを1回以上行います。口を洗ううがいができないうちは、ガーゼでぬぐうなどの工夫が必要です。フッ素はできる限り早めに使い始めることで、健康な歯を目指せます。

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