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歯磨きの超目的

毎日、毎食後に繰り返していることにより、見失ってしまいがちな習慣の本質は、「何のために歯磨きをするのか」また「誰のために歯磨きをするのか」ということではないでしょうか。それはもちろん、大前提として絶対的に自分のためであり、歯周病やむし歯といった感染症を予防することや、それを治療するためになくてはならないセルフケアであると言えるでしょう。このように毎日の習慣であるからこそ、しっかりと目的を見失わずに行っていくことは、「習慣」を惰性にしない大切な確認作業と言えるのではないでしょうか。感染してしまったむし歯や歯周病も、治療しながら目的や自身の治したいという想いを確認していくためには必要な事と言えるでしょう。また、少し言い方を変えれば、自身への愛とも言えるでしょう。食べ物は、口から私たちの体の中へ入っていきます。つまり、口は、内臓への入り口と言えるでしょう。その中にある歯は、言ってしまえば取り込んだ食べ物を消化するための最初の「臓器」と言えるでしょう。健康を保っていきたいと考えるなら、当然のごとく、口や歯に無関心ではいられないのではないでしょうか。歯自体のことはもちろん、体全体の健康維持や管理のためには、セルフケアとして歯磨きはなくてはならない習慣と言えるのではないでしょうか。すごくお金があったとして、毎日歯医者に通っていない限り、健康管理にはなりません。つまり、セルフケアなしでの健康維持はありえないと言えるでしょう。自身を愛し守るのは、最終的には自身でしかないでしょう。歯を大切にすることは、自身への愛と言えるのではないでしょうか。生涯、自分の歯で食事をすることは、素晴らしい人生であると思いませんか?

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歯磨きの義務感をなくす

久しぶりに歯医者さんへ行くと「あなたの歯磨きの仕方が悪いんですよ」といわれているような感じで、必ずプラッシングの指導をされるというのは、歯医者さんあるあるとして多くの共感を得られる事例なのではないでしょうか。何度も何度も責められるように指導されてしまうと、こちら側も正直言って「指導の仕方が良くないんじゃないの?」とか「ちゃんと治療できてないから繰り返しちゃうんじゃないの?」と言ったように、歯磨きをきちんとすることが煩わしくなってしまうのではないでしょうか。極論、別に歯磨きするために生まれてきたわけじゃありません。しかし、お互いの溝が埋まらないのは、それぞれのせいでもないと言えるでしょう。これは、セルフケアだけでもプロフェッショナルケアだけでもプラークを完全に除去することができないということに原因があるのではないでしょうか。そのため、お互いにその原因を投げつけるのではなく、それぞれが歩み寄って、歯磨きを生活に取り入れやすいよう工夫していかなければならないでしょう。こういったことから効果を発揮するのが、何かをしながら歯を磨くということでしょう。これによって、単純に歯を磨く時間が長くなることは理解できるのではないでしょうか。たったそれだけですが、それだけでも圧倒的に口内環境は良くなることがわかるでしょう。簡単に生活に取り入れられるわかりやすい方法であれば、歯磨きに対する義務感や面倒臭さが解消され、リラックスした状態で長時間歯磨きをしていられると言えるのではないでしょうか。一番のケア方法は、毎日続けることと言えるので、いかに続けやすい環境を整えていくかが重要と言えるのではないでしょうか。

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口腔清掃の歴史(近世~現代)

西洋における最初の歯ブラシは ,18世紀後半にイギリス人によって作られた、獣の骨に穴をあけた柄に獣毛を針金で留めたものだと言われています。しかし毛も固く粗悪だったため、このころは歯科医の手で歯を清掃してもらったあと、毎朝自分でぬるま湯で口をゆすぎ、さらに水に浸した上等な海綿で、歯を上から下へ、下から上へと磨くのが最もよい方法だと考えられていました。さらに、海綿を浸す水にブランデーを少量混ぜると、歯肉を強くするなどの効果があるとも考えられ、歯を清掃する際の歯磨き粉や洗口剤の併用もはじまっていました。
日本では、19世紀後半までは、江戸時代にみられた「楊枝(房楊枝や爪楊枝)」での歯や舌の清掃が主でしたが、諸外国との交流が盛んになり、歯科医学においてアメリカの影響を非常に強く受けるようになると、明治になって歯ブラシが製造 ・販売されるようになりました。
初期の歯ブラシは,鯨のヒゲで作った持ち手に馬毛を植えたものでしたが, 次第に牛骨が使われるようになり、大正に入るころにはセルロイドへと移行していきました。しかし、戦中から戦後にかけてセルロイドの入手が困難になったため、木や竹で作られることが増えました。植毛では、関東大震災までは牛や馬の毛を使用していましたが、震災後に不足したことから豚毛が代わりに使われるようになったようです。
歯ブラシが庶民に普及し始めたのは明治の20年代はじめと考えられていますが、口腔内の清掃用具として完全に認知されたのは、明治20年代の終わりごろだと言われています。このころは、歯の清掃とともに舌の清掃も盛んになり、歯ブラシの把柄を薄くしてへら状にした舌かき用の歯ブラシが売られ、使われていたようです。
一方歯ブラシの製造も、明治のはじめに穴あけ機が登場、また明治の後半に植毛機が輸入されたことにより、手工業から機械化が進みました。本格的な機械化、材料などの開発は、戦後急激に発展しました。特に、樹脂とナイロンの出現は画期的で、大量生産を可能にしました。そしてまた、樹脂とナイロン毛は、より良いものへと改良が続けられています。さらにブラッシング方法なども重要視されるようになったことから、新しい形状の歯ブラシも開発され、進化を続けています。

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口腔清掃の歴史(古代~中世)

古代において、世界のどこを見ても現代の歯ブラシと同じ形態のものは発見されてはいません。しかし、様々な用具を用いて食べ残しを除去したり、歯を磨いたり、口内の清涼感を得たりはしていたようです。世界各地での口腔清掃は、どれも医学的な理由からではなく、信仰の中で神に祈りを捧げる前の作法のひとつとして起こったという点で共通しています。
紀元前5世紀ごろの古代ギリシアでは、口臭改善の治療としてヒポクラテスが、羊毛を使い、歯磨剤で歯をこすったあとに、水で口をすすぐことを推奨したとされています。
紀元前3世紀ごろのメソポタミア文明の墓からは、現存する最古の爪楊枝と考えられている黄金の小楊枝が発見されています。
インドでは、古代の医書に、口腔洗浄、歯ブラシ、歯磨剤、歯石除去についての記述が残っています。このときの歯ブラシとは虫食いのない木の枝(灌木)のことで、それを噛んで房状にしたものを使い、朝早くに歯を磨いていたと考えられています。
中国では、古くから金属製の小楊枝が使用されていました。房楊枝は1世紀ごろにインドから伝わったようです。
日本では、古代のものと思われる人骨の歯の側面に摩耗が見られたことから、詳しい方法まではわかりませんが、何らかの用具で歯を磨いていたと推測できます。
日本では、6世紀ごろ仏教の伝来と前後して中国から楊枝が伝わったと言われています。もともと神道の「禊」のひとつとして行われていた口をゆすぐ行為に加えて、楊枝が使われるようになりました。平安時代には、貴族や僧の間で、朝に楊枝を用いての口内清掃が広まっていたようです。
また10世紀ごろの中国の王の墓から発見された埋葬品の中に、現代のような形状の歯ブラシが2本含まれており、徐々に房楊枝が廃れ、歯ブラシで口内清掃を行うようになっていったと考えられます。

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歯ブラシの普及

現代のような形状の歯ブラシが、地球上のどこでどのように発明され、進化していったのかについては明らかなことはわかっていません。しかしながら、おおまかなの時期とおおよその素材については推測することができています。
わかっている最古の現代のような歯ブラシは、20世紀中ごろに中国で発見された、10世紀の墓葬の出土品の中にあった2本の歯ブラシです。この出土により、中国ではこの時期から歯ブラシが使用されていたことが判明しました。しかし、同時代のそのほかの地域では、世界中どこを見ても歯ブラシが作られていた、使われていたと言う形跡は全く見つかっていません。
中国で見つかった歯ブラシは、柄は象牙でできていて、植毛した跡だと考えられる穴が8つあいたものでした。腐敗のため、植毛は残っていませんでしたが、おそらく馬毛だと考えられています。13世紀末には、すでに「楊枝」を使って歯の清掃を行う習慣は廃れており、現代の歯ブラシに似た用具を用いていたようです。
西洋では、17世紀ごろフランスで獣骨の柄に馬毛を植毛した歯ブラシが使用されていたと伝わっており、このころから製造もはじまったと考えられています。イギリスでも同じころに歯ブラシについて記述された伝記が残されており、各国で多くの歯ブラシが作られ、発展していったようです。
日本では、明治に入ってから歯ブラシの製造、販売がはじまったと言われていますが、いつ、どこではじまったのかは定かではありません。そもそも明治維新後、日本に西洋の文化が大量に導入された際に、フランス製の衣類用、軍器用、馬匹用のブラシが持ち込まれ、それを手本に大阪でブラシの製造ははじまったものと伝えられています。西洋と日本の生活スタイルの違いから、最初こそブラシの価値は認められませんでしたが、洋式化が進むに連れて実用品として生活に欠かせないものとなっていきました。ブラシが脚光を浴びるようになると、大阪にブラシを専門で製造する業者も現れてきました。歯ブラシもまた同じころ、大阪で鯨の髭の柄に馬毛を植毛した「鯨楊枝」が販売されるようになります。このころの歯ブラシは、インドから輸入されたイギリス製の西洋歯ブラシの模倣品でした。

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歯ブラシの名称の歴史

明治初期に、西洋からもたらされた西洋歯ブラシを模倣した、「鯨楊枝」と名付けられた用具が登場しました。これまで歯の清掃は楊枝で行なってきていたため、「歯ブラシ」と言う名称は使われることはありませんでしたが、現代の歯ブラシとほぼ変わらない形態でした。そのほかにも「横楊枝(西洋式)」「歯楊枝」「歯磨楊枝」と呼ばれていました。
記録には、明治14年の博覧会にはじめて「横楊枝(西洋式)」が出品されたとありますが、ほとんど関心は持たれずに終わったようです。明治23年の博覧会に大阪の会社が「歯刷子(はぶらし)」の名称で出品をすると、ようやく関心を持たれるようになりました。この時はじめて「歯刷子」という名称が使われたと言われています。この博覧会には、「楊枝」として何点か牛骨や象牙などでつくられた口腔清掃用具が出品されていましたが、次の博覧会では「歯刷子」の名称で数多く出品され、「房楊枝」の出品は1つも見られませんでした。
なぜ「歯刷子」と表記されるようになったかと言うと、「ブラシがそれまで刷毛をつくっていた業者によって作られるようになったから」や、「刷毛と同じように自然毛(獣毛)を植毛したことから、当て字で「刷子」と書くようになったから」など諸説ありますが、定かではありません。
大正初期には、商品名としてはじめて「歯刷子」の名称で、牛骨の柄に豚毛を植毛した舌かき付きの商品が発売されました。このころから「歯刷子」の呼び名は一般的になりましたが、「歯ブラシ」と書かれるようになるのは戦後になってからになります。

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口腔清掃用具のはじまり

人類は、一体いつごろ、どこで現在のような歯ブラシを使用するようになったのか、そもそもどのようにして歯を磨く習慣がはじまったのか、その過程は明らかではありませんが、おおよそ推測することはできます。
歯磨きの歴史について、いちばん古い記録は紀元前15世紀ごろ、エジプトのパピルスに残されていると言われています。
日本では、6世紀に仏教とともに伝えられた「歯木」が、歯ブラシの起源あったと考えられています。「歯木」は歯や舌を清掃するための用具で、仏教に楊枝による口内を清める習慣があったことから、まずは仏教徒の間で広まり、のちに庶民にまで普及していったようです。この「歯木」は、房楊枝として、大正時代まで使用されました。
どのようにして房楊枝から、現在のような歯ブラシに発展していったかというと、明治の初期に西洋から伝わった西洋歯ブラシを模倣したことがはじまりなようです。しかし、製造はされたものの関心は薄く、普及するまでには明治後半から大正にかけてまで時間がかかりました。
このように歯の清掃用具は、文化や歴史的ファクターを背景に楊枝から歯ブラシへと変遷していきました。現在では、生活必需品として、また保健衛生用品として認知され、活用されています。

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電動歯ブラシの選び方

電動歯ブラシには様々な種類のものがあるので、それぞれの特徴をよく理解して選ぶことが大切です。電動歯ブラシには手用歯ブラシより高い効果を期待したいところですが、実はその差はないと言われています。

電動歯ブラシは頭部の大きさ、振動、重さ、握りやすさや使用感などを考慮して使いやすいものを選択することが大切です。いずれも専門家の指導を受けて、正しい使い方をすることで、歯磨きにおける効果を高めることができるでしょう。

電動歯ブラシの刷毛部は一般に手用歯ブラシよりも小さめで、円形型や小歯ブラシ型をしたものがあって、毛の硬さもやわらかめのものが多いです。電動歯ブラシの運動には様々なものがあり、機種によって太さや手に伝わる振動の大きさ、また価格も高価になるので、使用する人自身にとって使いやすいものを選ぶことになります。選ぶ場合は個人の口腔内の状況にもよりますが、以下のことに考慮して選ぶようにしましょう。

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歯ブラシの規格

ブラッシングは生活習慣の一つとして、私たちの日常的にも行われています。道具としての歯ブラシは歯磨き剤とともに、私たちにとってなくてはならない生活必需品です。店頭には色や形が多種多様な歯ブラシが並べられています。しかし、歯ブラシは衛生上1本ずつ個別に包装されていて、直接手で触ったりなどして確かめることができないようになっています。そのため店頭で歯ブラシを選ぶときには、外観と包装に書いてある内容からしか判断できないのが現状です。しかし、歯ブラシの規格と品質は、以下のように定められているのです。

歯ブラシの規格は日本工業規格(JIS)によって細かく規定されており、品質表示については家庭用品品質表示法で定められています。この他にも、国際規格として国際標準規格(ISO)があります。

歯ブラシを企画・製造する場合の基準として日本工業規格(JIS)があり、使用者の目的や年齢、性別、ブラッシング方法などが考えられて、歯ブラシの形・大きさ・色・材質などが定められています。

毛の材質は現在ではほとんどナイロン毛が使用されていますが、ひと昔前までは動物の毛、特に豚毛や狸毛などを使用した天然毛が多く使われていました。今では加工に手間がかかることや、品質の均一化の困難さ、そして天然毛の入手のしにくさなどの理由から、天然毛を使用した歯ブラシの生産量は全体の1%前後になっています。

歯ブラシの品質は家庭用品品質表示法により規定されており、歯ブラシを包装した箱など最小販売単位ごとのケースの外側に、基準と定められた測定法に基づき、柄や毛の材質、毛の硬さ、耐熱温度などを表示することが義務付けられています。

国際規格としては国際標準化機構(ISO)があり、一部規格が発表されましたが、現在検討中の部分も残されています。

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歯ブラシの選択基準

歯ブラシの頸部の形態は、口腔内の奥の方を磨く時に前歯にぶつからないよう、細く長い方が良いでしょう。また、頸部か曲がっていると歯ブラシの先端に力が入りにくいので、把柄部同様に直線のものが望ましいと思われます。

頭部の大きさは小型の方が清掃しやすいですが、ある程度の大きさがないと歯磨きの効率が悪くなってしまいます。一般的に頭部の短辺が910mm、長辺が2024mm、毛の長さが910mmのものが多く、毛先を使用したブラッシング方法に適しています。最近では長辺が25mm以上あるものは、一般市販品以外はほとんど見られなくなりました。植毛台部分の厚さは薄いほど良いと言われます。

植毛は3列のものが多く、清掃効率を重視した4列のものもあります。それらは水はけもよく、衛生的でもあります。また植毛部表面の形態は、直線型が口腔内全体の歯の清掃には適しているとされています。

毛の硬さは一般的にはかため、ふつう、やわらかめの3種類がありますが、毛の長さやメーカーによって差が出やすく、目安にしかなりません。歯肉のマッサージを目的とした場合は毛の長さが長めのものを使うため、硬さはかためのものが適しているでしょう。

歯ブラシの刷毛には天然毛と人工毛がありますが、天然毛は衛生を保ちにくく形態などの品質も均一にすることが困難です。一方、ナイロン毛が使用されている人工毛は衛生を保ちやすく、品質も均一に揃えることができます。

歯ブラシを選ぶときには以上の点を考慮して選ばれますが、成人用歯ブラシは一般的に少し小さめのものが選ばれる傾向にあります。しかし小さすぎては歯磨きの効率が悪いため、目安として下顎前歯部の舌側に楽に入る大きさのものを選ぶと良いでしょう。

一般的に市販されている歯ブラシの種類は非常に多く、その中から個人の口腔状態や目的にあった使いやすい歯ブラシを選ぶことが大切です。また、歯ブラシを上手に使うことが大切であるということも覚えておく必要があるでしょう。